慶應義塾大学 理工学部 機械工学科

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和氣英雄

現在、私は、ドアロックを中心に、建築用金具、セキュリティ商品等を開発・製造・販売している美和ロックの商品開発本部長として、新商品開発をメインに、技術全般の仕事に関わっていますが、慶應義塾大学 理工学部 機械工学科時代に学んだ事、経験した事が、大いに役立っております。

流体力学や材料力学等の基礎理論は、物造りに必要不可欠な知識です。我国のGDPの約1/4は製造業が担っていると言われていますが、物造りの基本となるのが機械工学です。また、ある技術を開発するに当っての、目的の認識、プロセスの構築、意義・意味の理解、他への応用等々、仕事の基本的な部分が、機械工学科での実験・演習を通して自然と身についた事に対しましては、大変感謝しております。実社会は、トラブルの連続です。種々の問題をどう認識し、それを解決する為のプロセスをどう組み立てて行くか、そこに、知識・理論を如何に注入するか、これら様々な問題解決に、機械工学科での経験は大いに役立つはずです。

「豊かさ」や「ゆとり」と言った言葉は、既に死語となりました。これからの日本は、世界との大競争に勝ち抜いて行かなくてはなりません。資源の乏しい日本は、今後ますます国際競争力の高い製品をどんどん作り出して行かなくてはならないと思います。

理工系に学ぶ学生さん、また理工系を目指している学生さんは、日本経済復活の為にも、是非我々とともに、頑張って頂きたいと願う次第です。

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