慶應義塾大学 理工学部 機械工学科

  • HOME
  • アクセス・リンク
  • English

主任メッセージ

皆さんは機械工学というと、何を連想しますか。自動車や船や飛行機ですか。 また、ロケットやロボットを思い浮かべる人もいると思います。 機械工学とは、我々が便利に・快適にそして安全に生活するために必要な物、 あるいはそれらを作る機械や装置を生み出すことを目的とする工学です。 この「物」の中には衣類や食品などの機械ではないものもありますが、それらもまた工業的には機械や装置を使って生産されています。 このような意味から、機械工学はハードウェアエンジニアリングであると云うことができます。 このように機械工学は、現在極めて広い分野に関連しています。 そのため、大学においてそれらに対応するような個々の最新技術を全て勉強することは不可能ですし、 たとえそれらの一部を身につけても、すぐに陳腐化して役に立たなくなってしまいます。 そのようにならないためには、基礎に重点を置くことが大切です。 機械工学は、学問的には物理学の一分野である「メカニクス(力学)」を応用したものであり、 機械力学、材料力学、流体力学、熱力学などが駆使されます。

そこで機械工学科では、これらの四つの力学を中心とし、また機械工学創造演習をはじめとする豊富な実技科目、 さらに幅広い分野から厳選された選択科目の中から学生諸君の興味に基づいて勉強を進め、 最後に卒業研究で最先端の研究に接し、「研究する」とはどのようなことかを学びます。 その結果、卒業後どのような分野に向かっても十分対応できるような基礎体力を有し、 論理的思考と創造する力を身につけた科学者・技術者を育成すべく、機械工学科の全スタッフが努力しています。

機械工学科の研究室では 、バラエティに富んだ数多くの研究が進められています。 機械工学科の卒業生の6割以上が大学院に進学してこれらの研究に携わっており、 卒業生の社会における活躍はその範囲が極めて広く、また活発です。 どうか希望に胸をふくらませて機械工学科の門をたたいてください。

Page Top